みんな板挟み

「私自身も日中友好を望んでいる一人です」と書かれた打診のメール。
差出人はなじみの担当者だが、無論こんな挨拶をよこしたことはない。
つまりそれだけ、少なくとも私の周辺では、あの問題を気にかけている人がいる。

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不在

山あり谷ありとは言え、在宅翻訳は素敵な商売だと思う。
受注に至れば自分の世界で仕事ができる。
報酬や作業仕様にも(一応は)交渉の余地まである。
交渉までせずとも、諾否を自分で決められる。
そういう意味で、自分でできる仕事。

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特に好きな仕事

仕事を選べるご身分には早いと思いつつも、最近はお断りしてしまうことが多い。
無理をすれば引き受けることもできようが、それでいい仕事ができるか。
順当に考えて無理そうであれば断るのも責任のうち、と自分に言い聞かせている。
それでも引き受けてしまうのは、断り切れない案件と断りたくない案件。

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簡単ですから

つきあいの浅い会社に限って「難易度は低いので」と値切ってよこすことがある。
ここ1年は端からお断りすることにしているが、そもそも難易度とは何なのだろうか。
個人個人の得手不得手を超越する、客観的に定義できる指標があればよいのだが。

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お守り

不敬罪級に不信心な私でも、お守りに囲まれて暮らしている。
お守りと言ってもそういうわけで、神社仏閣のそれではない。
腕輪、栞、懐中時計、絵葉書、写真……。
大事な人に頂いた物たちはどれもお守りだと思っている。
あちらはとうに忘却の彼方かもしれないが。

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