なんたってこんなたよりないものをひとはめでてしまうのだらう。

雪の残る庭で藁つとを被って震えるように咲く冬の牡丹。

上野東照宮のものだが、特にありがたい由来はないようだった。
枝だけ写り込んでいる枝が本来の花期に咲くものらしい。
みかん天国
宿にあった商工会の冊子で柑橘問屋なる魅惑的な物件に遭遇。
みかん好きとしては行かずにおれぬ、と早めに宿を立ちお邪魔してみた。
駅から宿までだけでも何種類も柑橘を見かけていたので期待度は最初から高い。
晩秋を追いかけて
日本庭園の紅葉を見たいと思い、三溪園に行ってきた。
もう12月なのだから色づいているかと期待していたが、冷え込みが足りないのかいまいち。
むしろ既に散ってしまってより寂しくなっている感じだった。
夢中の力
Make: Tokyo Meetingなるものに行ってきた。
おもちゃ箱をひっくり返したとはまさにこのこと。
フェルト手芸からプログラムまで、「つくる」以外に共通項はないのかという自由な世界だった。
秋の陽を浴びて
あまりにも天気がよいので、荒牧バラ公園に行ってきた。
似たような動機の人が多いのか結構な人出だったが、気にならないほどの広さ。
手入れが行き届いていて実に快適だった。
思い出せない景色
鶴見緑地に行ってきた。
花博以来なので21年ぶりになる。
数えてみれば当然な気もするが、何も覚えていなかった。
遠くなる場所
【留恋】
『動』
(1) 名残り惜しく思う,未練を残す.
(2) 懐かしむ,懐旧の情にかられる:
デイリーコンサイス中日辞典 (三省堂)より。
未練というのではないが、このところそんな心境で近場を歩いている。
蛇足だが中国語での発音も少し冷たい秋風に似て響きがよい。
言葉なんていらなかった
不意に時間ができたので、国立民族学博物館へ行ってきた。
博物館学の講義を受けていた頃に訪れて以来なので、実に15年ぶりである。
今回は気楽に、何も考えず見学してきた。
贅沢ごっこ
国内線プレミアムクラスとやらに乗ってみた。
株主優待券を使ったので、支払金額は普通運賃より安いぐらいなのだが。
結論、拒絶するほどではないが二度と乗らないであろう。
数千円を付加するほどの価値は感じられなかった。
・座席
最大の価値はここにある。椅子の幅が広く、座った両側に拳一つ分を超える余裕があった。
いかんせん、大阪-東京便のような短距離では存分に味わうほどの時間はない。
レッグレストなるものもあるのだが、やはり使える時間が短い。
おまけのスリッパ(靴べら付き)はふかふかして好感が持てる。
・優先搭乗
早朝の空いている便だったのでありがたみが感じられなかった。
むしろ先に座っていると、プレミアム席でない人々が膝を跨いでいく。
窓側の席を取ればよかったのだろうが。
降りる時も優先して通してくれるはずなのだが、はずなだけだった。
プレミアム席には3人しかいなかったのに、戸口には10人以上が詰めかけていたのだ。
・食事
なんのことはない和風弁当だった。

普通席でも1800円で食べられるそうだが、これに額面分の価値は認めがたい。
好きな飲み物を選ばせてくれるようだが、メニュー冊子はなかった。
食後にも飲み物を勧めてもらえたが、短時間でそう何杯もぐびぐびとは…。
・その他
羽田や伊丹を出る便なら専用ラウンジの利用権もあるらしい。
あいにく神戸発だったので普通のカード会員用ラウンジを利用した。
別にこっちでいいやと思ってしまったのは負け惜しみかもしれないが。
慣れないことをするものではない、といったところだろうか。
思ったほど贅沢感を味わえず、肩身の狭さもなかった。
高いサービスを購入しても、中身の安さはそうそう拭えないのかもしれない。
次の便からは、おとなしく普通席に戻ることにする。
永沢寺
三田市の永沢寺(地名はエイタクジ、寺社名はヨウタクジ)に行ってきた。
芝桜が丘を埋め尽くすという「花のじゅうたん」観光が主目的。
三田駅からバス一本と聞いていたので気軽に出かけたところ大失敗。
この連休中は臨時バスが出ているが、今日は平日なので乗り継ぎが必要とのこと。
乗り継ぎがあるまではよかった…が、まさかの待ち時間90分。
ターミナルかと思っていたバス停にはターミナル施設どころか対面の標柱さえもない。
素直に待っていては現地観光の時間がなくなりそうだったので、タクシーを呼んだ。
電話から15分ほどでタクシーが現れ、乗車10分ほどで現地へ。
平日だからなのか、場所柄そうなったのか、見物客はまばらで若い人となると皆無。
犬を連れて入園していた人々が相対的に…といったところだった。
肝心の芝桜はと言うと、ところどころ地面の被覆が見える微妙な密度。
確かに複数の品種があって興味を引きはしたのだが、期待したほどの規模がなかった。
むしろ惹かれたのは岩ツツジ。
道中の山肌に見られたものと同じ青紫も透明感があってよい。
園芸品種なのか、紅が差した花色のものもあった。
「丹波の焼き栗」をおやつに園内のベンチで休憩。
面白い色のムスカリが植えてあった。
帰りのバスまで時間があるということで近接する牡丹園も覗いてみたが、こちらはさっぱり。
例年なら今が見頃のはずなのだが、一部の早咲き品種しか咲いていなかった。
しかもなんとなく貧弱。
期待もせず立ち寄った永沢寺そのものの植栽が一番よかったというのはどういう皮肉か。
曹洞宗で総持寺の次という高い序列の力なのか、敷地内全体の手入れが行き届いている。
百日紅の新芽。
標高が高いためか、八重桜がまだ三分咲きだった。
ちょっと上着の襟を立てたくなる風が吹く中、桜の風情を堪能。
しっかりと深呼吸できたので、よしとする。
